【セーシェル旅行記②】Day1後編|ついに現地入り!試合に間に合うのか…!?

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> 【セーシェル旅行記①】Day1 前編|ビザ取得トラブルと怒涛の出発準備

フライト遅延、タイムリミット1時間

セーシェル行きのフライトは30分遅れで到着。
キックオフまで、あと1時間ちょっと。

飛行機のドアが開いた瞬間、小走りでイミグレへ。
小さな空港はすでに人でごった返していて、なかなか列が進みません。

先に早朝便で到着していた友人Hさんと連絡を取ろうとしたところ、なぜかインスタのDMが一方通行という謎の現象が発生。
あちらからのメッセージは届くのに、こちらのDMは未読のまま。

「もう会場向かっちゃったかな、、、?」

「どこぉーーー?」

「あと5分待って出てこなかったら、スタジアム向かっちゃっても大丈夫?」

Hさん、待って!!置いていかないで!
私たち、まだ空港にいます!泣

仕方なく、日本にいる知人を介してLINEでつないでもらい、無事に連絡が取れました。

中国やロシアのように通信規制がある国ならともかく、セーシェルでもこんなことが起こるとは…。
旅先では通信手段は2系統以上確保しておくべき、という新たな教訓となりました。

入国審査で嬉しいサプライズ

ようやく順番がまわってきた入国審査。
すでに日本代表のユニフォームを着て戦闘態勢の私たちに気づいた職員が、

「W杯記念スタンプ、いる?」と声をかけてくれました。

もちろん「YES!」と即答し、特別スタンプをGET。テンションは一気に急上昇!

ココ・デ・メールというヤシの実のデザイン

空港内はW杯仕様の装飾で彩られていて、大会ムードに包まれていました。

荷物も問題なく受け取り、ついに空港の外へ。

空港でドタバタ、そして偶然の再会

出口では、予約していたタクシーの運転手さんが「Yoku」と書かれた手書きボードを持って待機。

…だから、Yukoだってば。

SIM会社のAirtelに続き、またしても名前を間違えられるという洗礼。でも今は、いちいち突っ込む余裕もなし。

まずは急いで両替とeSIMの受け取りへ。
Eさんには、迎えに来てくれたHさんの車で先にスタジアムへ向かってもらうことに。

両替所ではやたらと個人情報を聞かれ、なかなか手続きが進まず。
「ATMでさっと下ろせばよかった…」と、今さらながら後悔。

続いてAirtelカウンターへ向かうと、スタッフ1人で大行列をさばいていて、これまた進まない。

「これ、キックオフ間に合わんやつや…」と絶望。

ぼけっと並ぶのももったいないので、タクシーの運ちゃんに少しだけ代わりに並んでもらい、その間に空港内のW杯装飾をダッシュで撮影(使命感)。

大会公式マスコット「ティカイ」

列に戻ってふと隣を見ると、なんと前回のドバイ大会でお世話になったH氏がそこに!

「え、今到着したんですか!?」と聞くと、どうやら現地時間と日本時間を勘違いしていて、夜の試合だと思いこの便を取ったらしい…。どんまいです。

H氏を自分の列に招き入れ、私は無事に予約していたeSIMのQRコードを受け取り、
H氏はツーリスト用SIMカードを購入(約6,000円だったそう…高っ!)。

さっそくeSIMをアクティベートしようとしたところで、まさかの事態。

空港のフリーWi-Fiが、ちょうど利用時間(1時間)切れで接続できず。

なんてこった…。
予約もせずに現地で急きょSIMを購入したH氏の方が、私より先にネット環境を確保するという皮肉な展開に。
ここまでの苦労は一体なんだったのかと、思わずヤキモキしてしまいました。

そんなモヤモヤを抱えつつも、私たちはそのまま一緒にタクシーに乗り込み、スタジアムへと向かいました。

スーツケースごと突撃!入場なるか!?

到着したころには、すでに試合は始まっていました。
スーツケースをガラガラ引きながら、スタジアムの入り口へ猛ダッシュ。

事前情報では「荷物預け場所はない」とのこと。
もしセキュリティで止められたら、その辺に置いてでも中に入るつもりで覚悟を決めていたのですが…。

汗だくで走ってきた私を見て、スタッフが一言。

「Hurry up!」

スーツケースごと通してくれました!

「GO、ジャパ〜ン!」と応援まで。う、嬉しすぎる。

ファンゾーンを突っ切り、チケットゲートも無事にスルー。
ようやくスタジアムの中へ!

到着した時点で試合は第2ピリオド終盤。スコアは2-2の同点。
そこから日本が怒涛の4得点で、最終スコア2-6! グアテマラに快勝!

試合のすべては見られなかったものの、勝利の瞬間に立ち会えたのは何よりでした。

ちなみに後日談ですが、スタジアムにはちゃんと一時荷物預かり所がありました。

「ならスーツケース置かせてくれよ!」
と、心の中でツッコミを入れたのは言うまでもありません。

とはいえ大会初日はどこもバタバタ。スタッフ側もまだ慣れておらず、現場が整いきってないのは“W杯あるある”。
(ドバイ大会でも似たようなことがありました)

ちなみに、ある友人はリップクリーム1本ですら預けさせられたそうで、
別の友人は虫除けスプレーで引っかかっていました。

そんな中、スーツケースごと入場できた私は…ラッキーとしか言いようがありません。

※この対応はあくまで当時の例です。次回以降の参考にはしないように!

試合後、そして雷雨と停電の夜

試合が終わり、さっきは見る余裕もなかったモニュメント前で記念撮影。

その後はスタジアム横で選手バスの出待ちをしたものの、すでに選手たちはバスに乗り込んでおり、窓越しに手を振ってくれるだけ。
前回のように話したり写真を撮れなかったのはちょっぴり残念でした。(シュン)

その後、ポツポツと雨が降り始め、応援仲間とはここで解散。

Hさん・Eさんと「なにか食べて帰ろうか」と市内を車でまわるも、どうも様子がおかしい。
どこもかしこも、お店が閉まっている。

どうやらこの日は「Labour Day(レイバーデー)」で、祝日だったようです。

お腹すいた……。今日はまだサモサしか食べてない。(しかも辛すぎて全部食べられなかった)

ようやく見つけたカフェで、サンドイッチとコーヒーをテイクアウト。

Hさんにタクシー乗り場まで送ってもらい、ここでお別れ。

宿に向かうタクシーの車内で、雨は次第に雷雨に。

ようやくたどり着いたアパートメントでは、到着するや否や落雷でまさかの停電。

アラームが鳴り響き、オーナーも大パニック。

もう、笑うしかありません。

非常灯の明かりの下、少し冷めたサンドイッチを頬張るEさんと私。

こうして、トラブル満載のセーシェル1日目は幕を閉じました。

ベッドに倒れ込むようにして、そのまま深い眠りへ――。

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